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Diary

主に音楽と漫画、創作物に耽る日々。
一言コーナー:母校がアニメの聖地になりました。
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PRだらけの街並が好きよ 買えないものが見つけやすくて
【3つの不満】

このシリーズ、最後というか、不満点について述べるのは最後かあと1回になるかと思います。
いや、不満というつもりで書いたものじゃない記事も多かった気がしますが。
ともかくも、そういうつもりで。

一応、見る人は覚悟してね。
【3つの不満】

さて、キャラクター第一主義とはいっても、それでもこれはなぁ…と思う所が3箇所残りました。
ぶっちゃけ実質的オチである西野の選び方には首を傾げます。
真中の台詞は「東城に弟がいたことなんて関係ない」みたいに言っていますが、
かなり見ていて白ける説得力のなさです。というか演出的にそう見えてしまうでしょう。
心底における彼の弱さ・醜さが浮き彫りにされ、
そんな奴の刹那的な感情の為に一時の慰み者にされる事に西野ファンも烈火のごとく怒っていた気がします。
結果を見て「ずっと誠実だった」とか関係を保つという表面的な部分だけを見て、
それを信じられる人には首を傾げますが(そーゆーのはただ無節操なだけの好意的解釈であって説得力0)、
こちらはものすごく気持ちがわかりますし、
ぶっちゃけ、そのまま西野エンドになったのもそれが作り手の方に通じたんじゃないかと思います。
元々説得力はないのに、さつきの存在を忘れるとか、こずえにはしらばっくれるとか、
己の立場を解っていなさに呆れるやら…記憶障害説が唱えられるのも当然。
全部の真中を拾っていたらとても同じ人物とは思えない。
実際後半のストーリーは東城側の真中、西野側の真中、というのがいたようにすら思いますし、
変な話ドラマCD5も東西で聞き比べると彼の行動・言動って全然違うんじゃないか?とすら思っていたり。
とにかくブラブラ騒動(ブラジャー&ブラザー)で西野に勝利を与えたというのは、
(そりゃ勿論彼女の告白もありはしますけどね)
キャラクター第一主義からしても大失敗って感じです。
だって、真中の判断は打算的に見えて自分の意志と言うものを感じ取れないので
大事なオチに見合っていないし、しょーもなさが悲恋のヒロインとしての東城の物語を汚しているし、
西野は西野でそういった部分を隠されたまま誤解の上に成り立つ軽いハッピーエンドでしょう?
3人ともの名誉を汚し、作品として重要だったオチの重みを感じさせてくれなくなる。
何一つ利点がない。

あるとすれば、それはファンを煽り、注目を集める事。
実際いちごの後半はそれはもう無駄に強い引きばかりで、言ってみればあくどかった。
何をしでかすんだ!?収拾つけられるのか?!という不安を煽っている。
でもこれは、書いたように真中を中心として作品性に疵を入れるという諸刃の剣で、
自傷行為で人の注目を集めているようなもの。
それでいて、結局収拾つけられない部分を多々残してしまったのだから始末に終えない。
散々真中の進路を振り回して、最後はすっ飛ばして映画監督でーすってのが一番いい例ですが、
ロクに収拾できねーんならマジメにフってんじゃねーよ!
(それとも笑うトコ?ちなみに、そういう斜に構えたファンもいましたが、
到底一般的なファンとは言えません・笑)
ま、結果的に本当に何も利点がなかったと思うこの決め方ですが、
この時点では西野とくっつけるつもりはなかったんだろーなー、という、
女史の計算ミスというか過失であったと信じたいです。
(その結果が165話で出てしまったかな?とも思います。後述参照。)
少なくともタイミングですれ違う悲恋とやらの演出道具に、
ブラジャーが相応しいと思うセンスは全っっっっく理解できませんし、
世界中探しても理解できる人がいるのかな?と思います。
逆に西野とくっつけるつもりでああ展開させたとしたら、余計失望します。
あの時点から真中が「ただ自分が可愛いだけ」の判断であった事はほぼ決定打になり、
出来ちゃった婚ならぬやっちゃったENDみたいな、
打算なき純粋な恋愛感情に基づく100%の西野エンドというものはもう消滅しており、
また、その後東城エンドへ行くとしても、やはり東城の小説家としての力に頼るような印象を回避しなければならない、
どっちにしろこの瞬間から真中は「打算計算、我が身可愛さ」で、二人に対して、利用する/しないというような展開を心底に抱え、
そしてそれを認めるのが怖いだけの、純粋な感情と言うものとは程遠い失格主人公に成り果て、
この漫画に100%の終わり方というのはもう失われた
、と思いましたね。
(ここで「何を言っているんだ!真中の西野への恋愛感情は純粋なモノだ!それはただ東城ファンの言いがかりだ!」と言う人は、ぶっちゃけウチには来ない事をお奨めします。正直私はそういう人達は「おめでたいやっちゃな」と思ってますので。いや、いいんですよ?好きなんですからそれで。でもそれは自分に嘘をついてませんか?、と容赦なく私は暴きますよ。
だって、それならどうして再交際した時に「西野エンドじゃなかったら売り払う」とか圧力的と言っても過言ではないマナー違反の怒りを挙げてるんですか?それって全然真中のことを信用してない証拠ではないですか。そしてこれは、真中の"義務感"に頼った囲い込みでしかない。真中の感情が"義務感でしかないことを期待"していたのは東城ファンかもしれないが、西野ファンは真中の感情の"義務感に期待"しているではないか。支持か不支持かという違いであって、結局彼に感じている事は同じじゃないですか。そんなものを結果一つで「純粋な感情」に無節操に好解釈して"塗り替え"るのはそれこそエンドに縛られた見方であって、過程を見てはいない証拠。そんな自分でも信じちゃいないものを後になって信じるなんて矛盾しすぎ。"結果"で"過程"を全面的肯定するような根拠の乏しい無節操な好解釈は「おめでたい」です。例え西野ファンだったとしても私からすればそんな嘘を信じ込もうというのは器用ですが、空しい行動です。自分でも信じちゃいないものを盲信するのは実に涙ぐましい努力ですね。でも私は嘘は嫌です。美化でもなく、叩き下しでもない、的を射た解釈と言うものを私は取りたいと思います。それが彼らに対する向い方だと思うんです。繰り返しますが、真剣に彼らを見るというのは、無節操に好解釈をする事じゃないです。
(そういう意味じゃこちらの方なんかは、否定的といえど、ある意味マンセーばかりをする一部の西野ファンよりよっぽど真剣に西野の事を見ていると言えるのではないでしょうか。)
勿論、そんなことは承知の上でこういった態度を取っているという方や、再交際を申し込んだ時から、全く真中の感情を疑いもせず、河下女史への圧力ともとれる発言・感情がないという方はこの限りではない。ちょっと変わってると思うけど筋は通った態度。

次に、それを見て↑が過失なのではないか?と思ったと同時に大いに首を傾げるのが165話です。
ところで奇跡の産物とも言うべき、いちご100%のアニメ化。
見た方も多いおられると思います。
が、フタをあけてみれば、おかしな音楽と女史の絵には似ても似つかないレベルの絵、
正直どっから見てもやっつけ丸出しのあの出来のアニメですが、
シナリオ上で唯一原作より優れている部分が一つだけあります。

それは真中の(高校での)夢とは「"東城と"映画を作る事である」と、
西野がはっきり認識している
、という点です。

まぁとにかく西野って何を考えているのかよく解らないコなのですが(半分はわざとだが)、
一応、キュン大草やプロフィール設定にあるように、
「夢を応援してくれる女の子」なんだと思っています。
ただ、原作での真中の夢ってのには大いに東城が関わっている訳なんですが、
そこんとこはっきり認識している描写はないんですよね。
で、前半は真中は東城に夢がどうたらとは無関係に意識が言っているという事は解っていて、
「それでも応援してくれる」んですから、くぅ〜なんていいコなんだ!
という事になるとは思うのですが、
後半、そこはやっぱダメだ!東城さんに奪われたくない!と状況が変わってるんですよね?
とすると、彼女の中で東城ってのは脅威な訳ですよ。
そりゃーそうですよね。好きな男は最初自分にはあまり興味がないみたいで、
惹かれていた相手が彼女である事は明白なんですから(事実でもあるし、少なくとも彼女の中では)。
解っていなかったのは東城の気持ちだった訳ですが、映画を見れば一目瞭然女のカン。
かつて彼女に惹かれていた男、その男に惹かれている彼女。
簡単にくっついても全然おかしかない。しかしそれは自分にとって嫌ですわな。
まぁそれは文化祭で「東城断ったから(うろ)」的な台詞。
はっきり言って意外(…それって結構バカにしてる感じもするが・笑)で、ビックリしたでしょうね。
あんの優柔不断な真中が自分から(?)彼女を断った、と思っているんですから。
その反動はでかくて、「ああ、あれほど惹かれていた女の子に断り入れたという事は本当に私が好きなんだ」
というまぁ勲章を捧げられているような感じでしょう。脅威の存在は去りました。
うーん、しかしここまではまぁいいんですが、
165話では彼女、一体何を考えてるんでしょうかね?
163話で大いに不安と失望を抱き、「もういいよ」的な事を言っています。
これは、東城という存在そのものではなく、真中が東城に惹かれている、と思い込んでる訳ですよね?
信頼度0です、真中(まぁー当然な話ですが)。
が、真中は何を言ったかと言うと「東城じゃなく小説」というだけで、
「東城についてはどういう存在なのか」という事を全く説明できていないし、
何故あの時西野を放ったらかして東城とどっかへ行ったのか、とか、そういう説明全然してないんですよね。
西野からしてみれば、これらは絶対知っておかないと不安でたまらないと思うんですが、
何故か急に真中のナメくさったお願いを承諾する、
もの解りのいい「出来た女」やっています(私から言わせれば「物好き」ですが)

あれ?
全然彼の自分への感情が信じられないんですよね?
「東城に断りを入れた」のにその状態な訳ですよね?
だから、彼のことが信用できないんですよね?
それなのに「東城じゃなく小説」なんて言葉で信用していいんでしょうか?前と同じでいいの?
騙されててもおかしかないですよ、それじゃ。
これが騙しているとは言えないとはっきり解るのは、
「そんな主人公にはなる筈がない」
(まぁ騙しているつもりはそれまでもないみたいですけどね。
一般的な認識からすれば認められないだろうけど「彼から言わせれば」。
でも、隠してる事は何度もあるし、その自覚を認められないというのは実に幼い主人公ですが)
「西野が海外に出て行った以上、内緒で東城(ら)に走る等と言うのはありえない」
(この話の最後までを理解してなきゃできない時系列を無視した発想)という、
いわゆる「少年誌のお約束」のお陰であって、
読者には解っても、西野には解りません。
にもかかわらず、西野が要求しているものには及ばない釈明で彼女は満足しているという、
説明のつかないパラドックスに陥ります。
勿論、西野が「単なる自分の深読みと勝手な憂慮に過ぎなかった」と考えたといってもいいでしょう。
それはつまり「淳平君はずっと私が好きであった」とイコールなのです。
でも、事実はそうではない訳です。終盤の彼の行動は全く誠実ではないし、それを説明していないのも全く誠実ではない。
(それどころかそんな事に気づかないなんて彼はもう救いようがありません('A`))
結局、最後まで彼は自分の都合の悪い所を隠したまま、誰に嫌われる事なく幸せを掴んでるんですね。
どんなご都合主義やねん!少しは自分から困難を乗り越えられんのかお前は!
当然ながらこれでは「肝心な所に触れ合った関係」とは言えません。
はっきり言って西野は騙されてるなーって感じです。
まぁこれについては西野以外にも当てはまるんでしょうが、
少なくとも選ばれるヒロインにしては、特に失望される扱いです。
彼女らにこの本を読ませて裏側を全部暴いたら、彼を好きでいるんでしょうかね?
私は西野辺りは真っ先に嫌いそうなんですけど(笑)
(おまけ漫画を見ると、さつきは好きでいるみたいですが・爆)

彼は東城に勉強を教えてもらっていた事を黙っていた、など、
色々な所を隠していて到底誠実とは言えない態度であるのは確か。
そしてこれは、残念な事に彼のそれまでの人物描写からすれば、
「西野を傷つけるから敢えて」というようなものでもなく、
「ただ、相手に知られると不味いので隠しておきたい」という、
自分を守るだけの卑怯な行動にしか見えません(無意識でそういう行動を取る根っから姑息な男なんでしょう)。
(話がそれますが、再告白の土台になった「落ち込む事」の具体的内容も訊かれているのに彼は西野に説明してないんですよね…更に日暮さんとの事を確認した上で告白しています。すみませんが、これでは「あの従順な東城が裏切った。だから俺には(安全牌の)西野しかいない」という傲慢な発想の消去法で選んだといわれても仕方のない演出です。奴は成功が確信できないと何もできない、しない男なんですね。東城との雪の日でさえ、「俺の事が好きなら西野に気遣いなんて」と、自分を奪い合って欲しいかのような虫唾が走る発想をする始末だし。はぁ…なんでこんなウンコみたいな主人公に堕ちたんでしょうかねぇ('A`))
大体いくら真中でも「西野が傷つくから」なんてのはこの期に及んで通用する発想と思ってるとは思えません。
西野の要求する内容に全く符合していない。
「わかってもらえないかもしれないけど」という枕詞がもう女史の言い訳感丸出しでした。
ええ、ホントにわからなかったです、この理屈。
まず、隠していた事を謝り、雪の日にどうして西野を放ったか、何があったかを言うべきでしょ、真中は。
それが「西野の不安の原因」なんだからそれを説明しなきゃ解消にはならない。
でもそれをしてなくて、どうにもはぐらかしているようにさえ見えてしまう。
ところがどっこい、しかも西野さんは不思議な事にそれを聞かないんです。
滅茶苦茶不思議です。

文化祭の時なんて彼の仕草だけでふてくされて帰ったくらいなのに。
東城という存在そのものの脅威は去っている訳ですが(本当はそれも西野には解ってないのだけど)、
彼のことが信用できないなら、真中の中で東城がどういう存在なのか?
というのは問わなきゃおかしかありません?そうじゃないと絶対不安ですよ。
世のカップルにあるような2,3人目の彼女で、遥か前の彼女の事なんか聞いても野暮、
みたいな嫌に世知辛い恋愛感情ではない訳ですしねぇ。
かなり無理矢理にこの時の西野の納得の理屈を語るならば、
「うーん、白紙にねぇ。ま、実質離れるんだし、自分も相手も忙しくなる訳だしそれに集中させてもいっかー」
という感じなのかな?とは思うのですが、
それってなんか彼に対して拘りがないみたいにも見えるし、
それ以前に実質離れるならアナタの言う通り、
お互い手紙とか励ましあってのやりとりくらいしたって何もおかしかないですし。
この真中の行動に東城が一枚噛んでいる、という発想がないというのもかなりおかしいんですけどねぇ。
雪の日含め「なんかあった」のは解ってて、それでアナタは不安を抱いているんですから。
ここへ来て急に「彼の意思を尊重する出来た女」なんて理屈は通じませんよ。
180度前半と思考回路が違う。そして、そうなれるような出来事が到底あったように思えません。
「東城じゃなくて小説」という言葉を聞いたまま海外へ飛び立てば、彼の行動はシャットアウトできる!
そんなファンがやってるような"計算"を、まるで彼女自身が解っているかのようですらあります。
(ところで、甘えているだけじゃ…って"関係"に責任転嫁してる様なのってすんごい侮辱だと思うんですが…、
オマエの意志が強ければ白紙じゃなくても手紙のやりとりがどうたらで全然いい話で。
なんで自分への気持ちを確かめる時にはケツ叩くのに、
(ついでに言うとそんな事で彼を手に入れる事への意味は自問しないのだろうか?
頭良いのに…。それとも真中というモノが手に入ればいいのかな?)
応援している(?)はずの彼の将来には触れないんでしょうかね。どうでもいいんですかね?)
はっきりいって後半のこのコの考えてる事は全然意味が解らない所が目白押しです。
単なる読者サービスの為の存在であって、ろくすっぽ確りした心理描写が与えられてないって感じです。
多くの西野ファンは色々と弁護をされますが、
大概「二人が問題にしてないのだから何が問題なんだ?」という、
他人事と考えろ、みたいな擁護をされます。
ソレは全く話が違います。彼女の立場に立って(彼女になりきって)その心情を理解できるか?という点で、
心理描写が欠落しているのです。

実は恐ろしい事にこの不安、というのは最終話でも尚残っていたりしています。
それは東城のノートの小説、です。
真中はいつか東城のノートの小説を映画化したい、と言っている訳ですが、
彼女、それ知ってるんですかね?彼のことですからどーせ言ってない気がしますしねぇ(笑)。
(これもアニメが原作より唯一優れていると言った原因…
というより原作が残した欠点という方がしっくりくるかも。)
そして、それ知ったらどう思うんでしょうか?
東城と真中の気持ちを余所に一人で勝手に不安を抱きませんかね?
その頃は単なる夢を共にする同志としての間柄でしょうから大丈夫です、とか?
それもなーんか事なかれ主義でヤだなぁ(というかなんでわかってるんだ?)。
それに、その割にはあまりにそれまでに東城に対して怯えて憎みすぎてはいませんか?
そんなにすっと切り替われるもん?私から見れば切り替われる材料が全く見当たらないですねぇ。
それ以前にそれでも嫌じゃありません?互いに初恋の相手同士が志を共に仕事するって。
少なくともそこまでを認められるような渇いた「出来女」とは思いません。
アナタにもしっかり嫉妬という人並みの感情はありましたから。
しかも可哀想な事にあなたにしては珍しく笑えない位深く描かれて。
(余談だが結構西野は一般的な感覚を持ち合わせている場面が多いと思う。
東城がすっ転んだり天然だったり、北大路がギャースカうるさかったり、
唯がお子ちゃま路線全開だったりするのに、そういう遊びがかなりしにくいです。
なんとか拾えて"玄人好み"と"薀蓄語るの結構好き"かな?歌丸発言とケーキ批評辺りから。
なんか他に面白いキャラいじりができるとこあったら教えてください。結構切に。)

その辺は旅立つまでの15日間(たったそんだけでええの?)と、
すっ飛ばされた4年間という、全く我々には解らない間に絆が深まってようやっと信頼できるって事なのかな?
それなら解らなくもないけど(解らんけど)、
それはそれでそのアンタらにとって一番大事な時間が、バッサリカットされているってどうなん?この作品
全く余計なものばっかり代わりに埋められてることになるんですが、それはまた酷い話ですね。

ともかくもアナタが抱えるそういう不安はちゃんと解消できたんでしょうか?>西野さん
私にはそういうのは解消できてないように見えますし、
私から見るとアナタの見えない所で、
後ろ暗い部分を色々彼は隠して誤魔化しているように見えて仕方ないんですが…。
(これは165話に始まった事ではなかったりするけど。)

こういう所に真中と西野の関係は「どこが肝心な所に触れ合う心が通じ合えた関係なの?」と思い、
心情描写が蔑ろにされている、と指摘したくなるのです。


特にこれは西野だけに限った訳ではないのだけど、
真中の最低ぶりってのはヒロイン達にはなんと最後まで隠され続けてるんですよね。
この作品の何が一番スッキリしないかってココですわ。
これって要するに作者は解っているんですよね。本当は真中の本性など現したら、
間違いなくヒロイン達は彼に三行半をつける事を。
でも長期連載の中でクズみたいな主人公になって、だからといって唐突にいい奴にすることもできない。
だから彼に不利な所は徹底的に必死に隠さなきゃならない。
そのご都合主義は単なるお色気漫画でならいくらでも通用するのですが、
真面目にストーリーを展開するのであれば、真面目に解釈されてしまうという事を考えて欲しい。
「肝心な所に触れなかった」と振っておいて、こんなしょぼい事ですか?
読者の敷居というものを把握してもらわなきゃ。舞台で空気の読めずにスベる芸人と同じです。

とまぁそんな感じでこの165話の真中の理屈と、西野の考えってのは、どうにも全く不可解です。
意味不明な展開なんてごまんとあるこの作品ですが、全167話の中で一番意味が解らなかったです。
フタをあけてみれば、ただ「甘えの関係じゃないから二人は大丈夫ですよ〜」というのを、
エンドでアピールしたかっただけの形骸化した儀式のようなモンなんでしょうけど、また乱暴な真似を…。
大体、甘えって何に対して甘えてんだろう?
口では真中はそう言ってるが、真中は自分に甘えているけど、別に西野に甘えてるって感じもしないしなぁ。
好き勝手やって困難から逃げているだけで、それはそれで阿呆の所業ですが、
西野も甘やかしているとかいうわけでもなくて放ったらかしに近いし…、
甘えていいよってのはOKだけど、付き合うってんなら話は別よ?とばかりにビシバシ突いてるし(笑)。
やっぱり下手したら真中の考え方って手前の弱さを"関係"に責任転嫁していると思われそうなんだけど。

というかぐだぐだ書いてみたものの、
「初恋の人であったはずの東城さんはあなたにとってどういう存在になった訳?」
と聞くより、もっとシンプルに、
「どうしてあたしを選んだの?」
と聞けばそれでいいような気がした。
いやまぁ物語である以上、直で聞くってのもちょいと無粋な気はしますが、
かつて真中が告白を受けて交際を許可した理由を訊いてきたように。
別に西野に限った話じゃなくて例え選ばれたのが他のコだったとしても、
訊きそうな気にがするので尚更不思議になってきた。
ましてや北大路や向井と違って、ただ迷っている、というだけでなく、
彼の初恋の人が別人という確信を厭と言うほどよく知っているキャラだけに。
どうしてなんでしょうね?
まさか「可愛くて優しくて俺の事よくわかってくれて」…?
…じゃないよなぁ…アンタ「甘えはいけない」って言って半分その西野の行動否定してんだもん。
というか、西野の立場から立ってもそんな没個性的な理由であって欲しくないです。重みゼロ!
なんか東城でも北大路でも向井でも誰でも当てはまりそーじゃん?これじゃあさ。
ピロシもそんな感じで「ふーん」って言ってますしね。
カッコ付きで後ろに、
(あっそう、なんか俺にはわかんないけど本人がそう思ってるならいっかー関係ねーし)
って台詞がついてそうです、この時の彼(笑)。

この辺を見るに、ファンが嬉しくなるようなエピはたんまり作られていますが、
つくづく演出に恵まれてないコだなぁ西野って。
不意打ち感ばかりで、なんかもうイベントアピール性ばかり突出して感じます。
この流れでそんな告白に到るような事あるかなぁ、と思うしなぁ。西野の告白なんて。
いつもどーりデートしてるだけなのに、じゃあなんで今までのその時には言わなかったんだ?(笑)
向井見てなんか思う所あったんかな?でもそれじゃただ他の女の子への対抗意識のように見えるんだよなぁ。
自分の知らないところでポンポン女と仲良くなって、不安しか与えないクソ男、
まず見切りつけなさいやーと言いたくなる訳で(笑)。

なんかそういう一番肝心な部分が全然わかんねぇのよねぇこの二人。
(あれだけエピがあってこんな簡単な所がわからないって凄いと思います。)
以前書きましたが、恋愛感情というようなフワフワしたモノは、
そこに裏打ちされる演出が必要なのですよ。
「東城とならなんだってできる気がした。そんな気にさせてくれるのは彼女だけだった。」(うろ)
と、
「かわいくて優しくて俺のことを一番わかってくれて」(うろ)。
どちらも書き出すと最大級の賛辞に見えますが、どちらがより心に響くでしょうか?
申し訳ないがどう考えても前者です。では、そんな存在である東城を捨てて西野を選ぶ理由は?
やはり不透明です。そしてここに匹敵する演出というパーツが必要だったはずなのです。
同様に、真中の決断のキーを悉く東城が担っているようにも見えます。
真中が西野に告白したのには東城が自分から離れた、という誤解が背景にある。
(繰り返しますが、大した事でも関係ない事でもあれば、真中君や河下女史にプレッシャーをかけないように。)
真中が西野に断りを入れられた事を報告できたのは東城がたまたま告白してきたから。
真中が真剣に映画の道を行こうとしたのも東城のノートと行動を見て。
勿論、どれにもその前/背景には西野の行動もあるにはある。
だけど、直接引き金を引いてるように見えるのはやはり東城であって、西野の行動は霞んでしまうんですね。
逆に、西野が本気で好きだから、彼女のためだから、という前提の方を取るのも勿論できなくはない。
だけど、それには突然東城の事がどうでもよくなり、物凄く西野が好き、という、
まるで機械のような感情の持ち主に見える真中を、同じ人間として理解できるか?という別の問題に繋がります。
終盤の真中は私の中では我が身可愛さで彼女達を利用している、そしてそれを東城が目覚めさせた時には、引っ込みもつかない、悪く言えばこのまま東城に気なんかずっと全くなく、西野が好きだった、という表面上のみで実態とはかけ離れた状態で認識している周囲の人間に嫌われたくない、そういう事にしておいて欲しい、今更東城との決別で涙するなど、呆れられる…というような、責められたくない、傷つきたくない自分を守る、そういった浅ましい姿です。最後彼が白紙に戻そうといったのは、そういった自身の醜さ、弱さを省みて、二人に合わせる顔がない。実に残念な失格主人公であり、非難されるべき部分でしょうが、私はそういった解釈の方が穴だらけながらも一本道のストーリーとして見た時、人間臭さや湿り気というものを感じ、一番しっくりきます。それを認めてこそ、彼を見ている、という事だと私は思います。支持か不支持か決めるのはその次です。
何度も書いてしまってますが、「真中、二度目は許さんぞ!」なんて責任を取れ的な論調で西野エンドを支持してた連中が、これらの演出の差をことごとく無視して「西野の事が本当に好きなんだ!」なんて大真面目に言い出すのはマジな話、噴飯もいいとこです。いや、言ってもいいんだけどさ、それはつまり結果一つでストーリーを全面的に好解釈して自分達に都合の悪いものを排除しようとしてるだけで、それまでの流れなんざ読んでなくて無視してるって言ってるようなモンだという自覚くらいは持って欲しい所です。
 どれだけ迷わせてもしょうがないと思う、こういう漫画だし。でも彼の本気の恋愛感情だけは、絶対に「後でどうにでもできるから今は保留」で片付けて欲しくはなかった。ちゃんと納得いく心の決着を描いて欲しかった。どういう理由で本気で西野が好きになったのか説明して欲しかった。まさか、自分を守りたい打算的判断で生まれた状況にただ甘えて、それが割と不満じゃないからそれでいいや、みたいな呆気も味気もない物語になるとは思いもしなかった。酷い茶番です。彼の尊厳に対する最大の侮辱だと思っています。

追記して話が大きくそれましたが、
だからまぁなんというか、真中と西野って他人の話みたいで答えようがないんですね。
「彼らの間では幸せそうだからそれでいいんじゃね?」って感じで。
(なんだか痛い芸能人のカップルに対して一般人が答えている一番無難なコメントみたいですね。)
いや、だからなんでそうなのか知りてーんだよ読んでる方は。
真中にとっての東城、東城にとっての真中がどういう存在なのか、という精神的な描写が、
かなり解りやすく書かれているだけに、余計際立って見えてしまう。
(真中の中でどう東城への恋愛感情が消えたのか≒何故西野を選んだのかは謎だが)


ぶっちゃけ165話を見るに、"甘え"とやらは最初から解消させるつもりだったんだけど、
選ぶ相手がそれでも西野、という場合を考えてなかったんじゃないかな?と思う次第。
とまぁそんな感じで考えると、
くっつかせたらそれで幸せだからあんま考えなくてもいーでしょー、的な粗雑さを感じます。
その点で言えば、先述した真中に「一緒に居てなんでもやれる気がしたのは東城だけ」と言わしめたのも、
作者が出来る範囲の最大限での東城への愛情なんだと思います。
が、逆なんです。
それを与えなきゃいけないのは東城ではなくむしろ西野なんです。
そこまでわかって「それでも西野」となるだけの明確な理由が描かれていない。
結局、「自分の体裁を守るだけで、今更後には引けなくなった。」という、自分を守る姿だけは一貫しており、
「西野でなければならない理由」がない。東城以外であれば、誰でも当てはまりそうです。
これは物凄い皮肉であり、ある意味では作者の愛情が感じられないと評しても構わない位です。
媚びた萌え絵描いて東城のフォローに必死になってる位ならこっちもちゃんとやりなはれ。
(とは思いますが、まぁあれで満足できる人達が一杯いるんだからあんなんでいいのか。)

自分と言うものが最後までまるでない(ので全く強い意志を感じ取れない)口だけの真中。
(東城のせいで霞んで見える)西野が真中へ向ける恋愛感情の根拠。

なんかフワフワしすぎ。とにかく解らないところだらけです。


ここまでが2つ目の不満。
最後の3つ目は…165話の扉絵に集約されている、と言っておきましょうか。
不満の種類が随分違ってまして、上の2つは淡々と失策(エラー)だよなーと思うのですが、
最後のこの1つだけは腸が煮えくり返るような怒りです。
失策は、アホだなーまぁ週刊連載では確かに是非もなし、である程度済む事はあるんですが、
これだけは連載終了から1年と3ヶ月が過ぎた今でも未だに赦せないですね。
はっきり言ってヒきました。ファンの感情というものを全く解っていない。
どういう神経してあんな扉絵が描けて、あんな柱言葉が載せられるかなー?
どーせ東西二人を会わせる気なんてねーくせに。白々しい。
主人公様に不都合が生じやすいですからね。だって彼の幸せが最優先ですから、この作品。
なんせ最低最悪な行為を繰り返しておきながらヒロイン初め誰かに罪を被って貰い、
奇跡的に全部回避して全てを努力することなく手に入れてるんですから。
東西を会わせるとかなんて彼の都合を考えればありえません。

勿論、東西南北の4人、あるいは7人の時だってあったけど、
いつも一緒に描かれてきた二人…ジャンプの表紙で、扉絵で、
時には憂いを帯びた表情で、時には優しい表情で、一緒に描かれてきた綾とつかさ。
二人がこんなしこりを残すだけの他人の関係になってしまうくらいなら、こんなオチは要らない!
いや、それができない事はある程度承知していました。
でもあの最後に描かれた作られた二人の微笑みは、その可能性がない事を、
却って浮き彫りにするだけの虚しさしか残らず、余計見ていて辛くなるばかり。
(ドラマCD5のフィギュアもそれを連想させられた。)
描かれてなきゃそれで済んで求めもしなかったのに…。
今まで云々語ってきた作品への"理"の追求ではなく、
ファンとして感情的に赦せない行為でした。

あ〜…何にも解ってはらへんねんなー… … …と。
そういうトコのデリカシーのなさは全く主人公そっくりだよ…。

以上で一連の記事は一旦終了。
あとはまぁしょーもない事とか書いてきますかなぁ…。
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