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Diary

主に音楽と漫画、創作物に耽る日々。
一言コーナー:母校がアニメの聖地になりました。
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特別企画「Sweet Lovin'」様ご紹介&インタビュー
 「メディアミックス」「スピンオフ」、そういった言葉がよく飛び交うが、つまりは大きな括りとして「二次創作」という言葉に集約できる。要は「原作」となる元の作品があり、そこから"派生"した作品群。それらはドラマCDやアニメ、ノベライズ、フィギュア他グッズ系などの作品の形態によって分類され、当然ながら原作者とは違う者の手がいくつも関わり、その世界が拡がっていく事となる。しかし、商業作品の二次創作には作品の形態による分類とは違うベクトルで、それも大きく真っ二つに分けられる分類がある。即ち「公式」か「非公式」かである。商業作品では最終的には原作者の認可があって発売されているものが総て公式となる訳だが、そういったものとは全く違う二次創作も数多く存在する。つまりは「同人」だ。その作品の絵を描けば誰でもそれはファンアートになるし、個人で原作へのリスペクトを込めた同人誌を作る文化は日本の漫画・アニメ界を中心に根付いている事は周知の事実である。誰かの手によって生み出された作品、キャラクターが違う人の手で違う世界へと拡がりゆくのは創作の醍醐味である事に間違いはない。
 今冬、河下水希原作『初恋限定。』がドラマCD化される事になった。これはアニメ化に先駆けてのものであり、これから様々なメディアミックスがなされるのであろう。しかしその影で同人界では一年も前にこの『初恋限定。』を題材としたドラマCDが製作されていた。河下作品の同人本はいくつもある(し、私も出した訳だ・笑)が、(R-18作品は除くとして)私の見聞の中では、河下作品を元にした同人のドラマCDというのは初めて見る。これもまた、一つのスピンオフの形。二次創作を含めて河下水希&作品愛好家として、このドラマCDを製作したサークル『Sweet Lovin'』のメンバーにインタビューを試みた。

【Sweet Lovin'メンバー】
ス=スワンあ=あゆかす=すずの

――はじめまして、まずは3人それぞれの自己紹介と、サークル結成までに至った流れなどを全く知らない人の為に教えて下さい。
・ス:初めまして、小宵役をしました”スワン♪”です。SweetLovin'の一応サークル代表になってます。4月生まれのB型です(B型スワンは気に入ってます^^;)。ガンダム占いモビルスーツ編では『ガンキャノン』です。
・あ:慧ちゃん役をさせていただきました、あゆかです〜♪誕生日は5月24日生まれでお気楽なO型です(*^▽^*)身長はミニモニ。サィズ…150センチありません〜(>▲<)足が小さくてなかなかサィズの合ぅ靴が見つからなぃのでお気に入りの靴探しにはいつも苦労してますぅ。ロリィタ服が大好きな隠れ(?)ロリータです♪
・す:ニックネームは「すずのん」よろしくお願いしまぁす★自己紹介って何かいたらいいか、わかんないですけど…誕生日はハロウィン(いつか知ってます?笑)血液型は人気のないB型。性格は…明るい?好きなものは美味しいものとお洋服♪マイブームはダイエットです。。。ちょっと矛盾?笑
・あ:サークル結成とかは話せば長〜いですが、一言でいえば、3人は同志です!(笑)
・ス:もともと、一緒に声の勉強をしていた先輩後輩でした。気がつけばサークルになってました^^;
・す:もっと演技をしたい!と声を大にしたらSweet Lovin'になったんです〜。

――イラスト担当のサークル「Sage」さんとはどういう関係なのでしょう?
ス:Sageさんの中に知り合いがいて、広報室ブログを任されるようになったのがきっかけでイラストなどお願いすることになりました。

――何故、数ある題材の中から河下水希作の「初恋限定。」を選ばれたのでしょう?また、中でもあゆみ、小宵、慧の3人を選んだ理由などは?
ス:「初恋限定。」を選んだのは、みんな好んで読んでいた事が判明して盛り上がった勢いで…。
す:キャラクターが可愛かったのとお話が面白くて3人の中で人気の作品っだったその延長線上でりみてっどん降臨(笑)。
ス:小宵の、のほほんなイメージは私のキャラに向いてると思いました。やりやすいだろうな^^;と思ったのが一番ですかね。慧ちゃん役は、本編フリートークでも話してますが、あゆかさんが立候補したから一番最初に決定しました。(立候補したのには意味がある…知りたい人は「初恋りみてっど〜ん!」を最後まで聞いてね☆中であゆかさんが話してますから〜)
す:あゆみちゃん小宵ちゃんで迷ったんですが2人の「あゆみで行っとけ!」的な後押しで決めちゃいました><性格があゆみに似てるって言われて、調子に乗っちゃった(笑)。
ス:あゆみ役は、そんな風にすずのさんが演じやすそうなキャラだとわかってたので、あゆかさんと二人でオススメしました^^;結果、ベストなキャスティングになったと思ってます。
――という事は、すずのさんはあんな風に頭より手が先に出る怪力少女なのでしょうか(笑)。
ス:ぃえ、実際は手も足も先にでません^^* キュートでチャーミーな女の子です^^*似てるところは、元気いっぱいで明るいところですよ〜。

――さて、『初恋限定。』の3人を演じてみて難しかった事、苦労した事、逆にやってみて楽しかった事や聞き所などは?
ス:難しかった事…は、シナリオ作りです。この段階では、まだ連載第4回でしたから^^;毎週月曜日の週刊少年ジャンプの発売を待って(時々忘れてて、近くのコンビニになくて必死に探し回ってお話を少しずつ集めていました)、また、少しずつ読みながら、このマンガの元のお話やキャラを壊さないように考えながらのシナリオ作成が結構大変でした。
――確かに始まったのが一昨年の秋で、冬にはCDになっている訳ですからね。原作でのキャラも読者にはまだ確り把握しづらい中でよくできたものだと思います。
あ:私は一番難しかったこと・苦労したところは〜、キャラ作り?でしょうか?慧ちゃんは中学生あんまり大人っぽくなり過ぎず、でも3人の中では一番大人っぽくなるように〜ってゆーのを心がけました☆★逆に楽しかった事は、やはり初のボイスドラマ制作ということで、作品が形になって3人で聴いた瞬間がとても楽しかったです♪
ス:あゆかさんのコメントでもあるように、完成したCDを聴きながらパッケージの組み立て作業をした時が楽しかった事でしょうか。キャラの声をした人が、そばに居て・・・と、なんか不思議な感じで盛り上がりました^^*
す:演じるのは楽しかったです。かなり自然体でできました。あゆちゃんとスワンさんの言うとおりでした(笑)。何も考えずにやりたいようにやってしまったので・・・もっと考えれば良かった。と今になって思います。演技も勢いまかせだし(笑)。
ス:CDの中に入れてるリーフレットにも書いてますがボイスドラマ初めての収録は、経費の関係もあり、“一発録り”を言い渡されていたこと。「やり直しができない!」「失敗ができない!」「セリフ噛んだらダメだー!」という目に見えない大きなプレッシャーがあったのですが…いざ、してみたら、ほんとーーーに、ひとつの失敗もなく(ちょっと怪しい箇所はご愛敬で^^;)54分間を終えることができてましたーーー^^*(ぃゃー私たち、よくやったよね!って後で思いました^^*)そうゆう緊張感も、楽しかったですね☆
す:聞き所はアドリブ部分!テンパリ具合です。

――1時間近くも一発録りで失敗の許されない緊張感の中というのは凄い…。トラック16で語られていた小宵とお兄ちゃん(良彦)との結婚式のイラストは見てみたいですね。あと、寺井のPNが「テニスの王子様」って!(笑)
ス:これはイラスト担当の方によれば「描くの大変だからそれは描きませんよ。」って言ってました^^;PNネタは私が命名しました☆寺井君がどばちゃんに特訓受ける回の冒頭の説明部分は、CDにそのまま引用しました。寺井君みたいな男の子は、実は好きです(≧ω≦)髪型とかも〜、サラサラヘアーで〜♪

――「初恋限定。」や河下水希の魅力とは?
ス:女の子にも受けるストーリーや絵柄でしょうか?^^;絵柄は可愛くて大好き!ちょっとぷちエロスな部分も好きですね。

――3人のお気に入りのヒロインや原作のお気に入りのシーンなどは?
ス:たくさんあって選ぶの困りますがひとつだけ選ならスワンは、『ちーちゃん三部作』でしょうか…泣けました…ちーちゃん、可愛い。このお話はせつなすぎて……。
あ:慧ちゃんのクリスマスプレゼントのお話がすごく乙女心が満載で可愛いな〜と思いました♪
す:慧ちゃんの初恋!なんか心にグッと来ました><

――他に演じてみたい河下作品のヒロインは?
ス:お話は、ちーちゃんを選びましたが、演じるのは意外に難しいと思うな。この次するなら小宵とは正反対の『大魔王^^;』…山本岬さんかな♪
あ:江ノ本夕もしてみたいです♪姉妹2役の会話とかしてみたかったですぅ〜♪
す:ドバちゃんか〜慧ちゃんのお姉ちゃん(夕ちゃん)。

――オリジナルの新作「カナリア学園」について、3人からご紹介を。
ス「私立カナリア学園中等部」は、ツインテールが目印の、何事にもイケイケガール!?的な元気いっぱいの女の子の「亜子」、西澤財閥の一人娘。”のほほん”な性格なちっちゃい女の子。給食委員をずっとしている「まほ」、“和”を愛する古風な名古屋出身の女の子。3人のツッコミ隊長的存在な琴音。この3人がメインキャラでお送りしています。「08Winter」(オリジナル2作目)には、天然エロスな美人先生と、亜子の双子のイケメンな兄も登場しています。3人が飼っている不思議な動物?たちも声の出演を果たしキャラクターも満載!ストーリーもアニメパロディから感動巨編まで!?満載な聴きごたえ十分な作品です!
あ:めちゃめちゃ可愛い女の子3人組が大活躍する学園ボイスドラマです♪パロディなどのネタあり笑いあり感動ストーリーも入ったボリューム満点の楽しいボイスドラマCD、みなさま是非ぜひ聴いてみてくださぃね♪
す:色んなキャラクターにそれぞれが挑戦しています>< 笑いあり涙ありの作品です。是非一度聞いてください^^

――オリジナルで進める事での違いは何処かありましたか?そして、ずばり聞き所は?
ス:「初恋りみてっど〜ん!」と「私立カナリア学園中等部」のキャラの役割はどうも似ています^^;あゆみ=亜子、小宵=まほ、慧=琴音なカンジで。スワンとしては、”まほ”も天然おおボケ、こボケなキャラで小宵と似てるんですが見た目が小学生みたいに小さいので、より幼さを出すように小宵と変えるところが難しかったです。
あ:やはり最初から漫画でキャラクターがしっかり出来上がってるものは言動とかもイメージしやすいし役作りがとってもしやすかったですね。完全にオリジナルキャラクターのため、言動とか細かい設定がなかなか定まらず、キャラ作りにとっても苦労しましたぁ〜><
ス:聴きどころは…「冬の遊園地」(前編・後編)と2作で完結してますのでこのお話かな。スワンの小さい頃の体験が元になっています。「08winter」のトラック#15の「冬の遊園地」の最後の方のアドリブシーンが一番好きです♪
あ:是非、りみてっどんの慧ちゃんと、オリジナルの「カナリア学園」での琴音ちゃんの違いを聴き比べていただきたぃです♪

――最後に、今後の抱負など何でもどうぞ。
ス:ボイスドラマCDは、2007年冬、2008年夏、2008年冬 と3回リリースすることができましたが2009年夏…冬…と、続けていくことが目標です☆
あ:やはり、まだまだ演技力が未熟だったり、思ったような演技が出来ていなくて後で聴いて反省したり〜もあるので、演技力をもっと磨いていきたぃです♪それから、いつもへっぽこなフリートークも、もちょっとまともにおしゃべり出来る様にお話上手な女を目指したぃなと思います♪

 個人的に聞いてみた印象としては、あゆみは河下キャラならではの元気っコぶりがよく出ており、慧はやはりあの大人っぽい引っ張り役のイメージでありながらも14歳らしい幼さも少し覗かせている。小宵はどちらかというと初期のほんわかしたイメージが色濃いがぽけぽけした可愛らしさがある。勿論これはあくまで自分の印象なので是非試聴をして確かめてもらいたい(※紹介後述)。
 「Sweet Lovin'」のメンバーは普段は関西が拠点だそうだが、「初恋りみてっど〜ん!」収録に際しては東京でスタジオを確保して収録に望み、アドリブなども込められているという。「Sweet Lovin'」としてのリリースは同人だが、普段は3人それぞれゲームや歌、ナレーションなどもこなすプロの声優でもある。なのでその出来は本格的!また、演技だけではなく製作時の少ない話数でキャラを掴みつながらも、3人以外のキャラも上手く絡んでくるシナリオ展開にも注目。「初恋限定。」ワールドの一つに加えてみてはいかがだろうか?

 そんなSweet Lovin'のサイトはこちら
「初恋りみてっど〜ん!」を始め、これまでに発行した各種ボイスドラマCDの試聴や、購買方法が記されている。




「初恋りみてっど〜ん!」裏ジャケット。表とともに、あるなーじゅ(Sage)さんの可愛いイラストが目印。

こちらは収録に使ったものとは異なるマイクだが、収録に使ったスタジオの風景。実際には吊り下げ式のマイクで3人がその周りに立って収録したそう。
【編集後記】

 何がきっかけでこの「初恋りみてっど〜ん!」とSweet Lovin'の事を知ったかはもう忘れてしまったのだが、初恋の二次創作はいちごと比べて少なく(致し方ない事ではあるが)、また河下水希作品全体としても同人の二次創作といえば漫画が主流だった。そんな中でボイスドラマCDというのを見つけたのが新鮮だったのかもしれない。形を違えど同じ河下作品を題材にした二次創作を続けている身として、その情熱の注ぎっぷり――同人本と異なりドラマCDを作るというのは相当に苦労があるはず――に、一つ紹介させて頂こうと感じた次第でこの様なライターもどきな事をさせて頂きました。また、冬コミでは実際にメンバーの1人のスワンさんとお会いしました(なんと同じ小学校に通っていた事があると判明・笑)。
 何かを創る…その意気込みを聞くにつれ、まだまだ自分も頑張らなければ!と逆にやる気を貰った気がします。突発企画として出てきてメールなどでやりとりしながらこの様に形になりましたが、微弱ながら力になれればと思います。Sweet Lovin'の皆さん、今回はどうもありがとうございました。
| 二次創作 | 23:06 | comments(0) | trackbacks(0)
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